家族葬を考え始めたとき、多くの方が悩まれることのひとつが、

「家族葬って、どこまで呼べばいいのだろう?」

ということです。

親族はどこまで声をかけるのか。
親しい友人は呼んでもいいのか。
ご近所の方には知らせたほうがいいのか。

そして何より、「呼ばなかったら失礼にならないだろうか」と心配される方も少なくありません。

まずお伝えしたいのは、家族葬で呼ぶ範囲に、決まった正解はないということです。

「家族葬」という名前から、家族だけで行う葬儀と思われることもありますが、実際には親族や親しい友人、ご近所の方などに参列していただくこともあります。

大切なのは「どこまでが家族か」という線引きではなく、故人様とのご関係や、ご家族がどのようにおみおくりしたいかを基準に考えることです。

この記事では、三重県の四日市市・桑名市・鈴鹿市・津市で葬儀のお手伝いをする葬儀輪晤が、「家族葬はどこまで呼ぶ?」と迷ったときの考え方を、できるだけ分かりやすくご紹介します。

家族葬はどこまで呼ぶ?決まりはありません

家族葬に「何親等まで」「何人まで」という決まりはありません。
家族だけの場合もあれば、親族や親しい友人、ご近所の方に参列していただく場合もあります。

「家族葬」という言葉には、法律上の明確な定義があるわけではありません。

そのため、

●同居している家族だけ
●兄弟姉妹やその家族まで
●叔父、叔母、いとこまで
●親しい友人にも声をかける
●長年親しくしていたご近所の方にも来ていただく

など、ご家族によって呼ぶ範囲はさまざまです。

「家族葬だから親族以外は呼んではいけない」ということもありません。

「親等」だけで決めなくても大丈夫です

親族について考えるとき、「何親等まで呼べばいいですか?」というご質問をいただくことがあります。

もちろん、親族関係をひとつの目安にすることはできます。

ただ、同じ親族でも、普段から頻繁に行き来している方もいれば、長い間ほとんど交流がない方もいらっしゃいます。

反対に、血縁関係はなくても、何十年も親しくしてきた友人や、ご家族同然のお付き合いをされてきた方もいるでしょう。

そのため葬儀輪晤では、親等だけではなく、

「故人様が大切にされていたご縁かどうか」

という視点も大切にしていただきたいと考えています。

家族葬の「呼ぶ範囲」はどう決めればいい?

迷ったときは、「故人様との関係」「ご家族の希望」「葬儀の規模」の3つを基準にすると整理しやすくなります。

「家族葬 呼ぶ範囲」と検索すると、さまざまな基準が出てきますが、ご家族ごとの事情によって答えは変わります。

親族は「普段のお付き合い」もひとつの目安に

親族については、まず近しい方から考えてみましょう。

たとえば

●故人様の子どもや孫
●兄弟姉妹
●その配偶者や子ども
●叔父、叔母
●いとこ

などです。

ここですべての方に声をかけなければならないわけではありません。

「ここ数年、お付き合いがあったか」
「故人様がよく話題にされていたか」
「知らせなかった場合、後から残念に思われそうか」

といったことを考えると、少し判断しやすくなります。

また、ご高齢で遠方にお住まいの親族には、葬儀への参列をお願いするのではなく、まず訃報だけをお伝えする方法もあります。

「家族葬なので来ないでください」と伝えるのではなく、事情をお知らせしたうえで、相手への負担にも配慮するという考え方です。

友人は家族葬に呼んでもいい?

もちろん、親しい友人に参列していただいても問題ありません。

故人様が長年親しくされていた友人や、頻繁に交流されていた方であれば、ご家族よりも故人様の日常をよく知っていることもあります。

「家族葬だから家族だけ」と名前にとらわれず、

「この方には最後に会っていただきたい」

とご家族が思われるのであれば、お声をかけることを検討してもよいでしょう。

反対に、交友関係が広く、どこまで連絡すればよいか分からない場合は、無理にすべての方へ知らせる必要はありません。

葬儀後にご報告する方法もあります。

ご近所の方には知らせる?

ご近所への連絡についても、一律の決まりはありません。

地域によってお付き合いの深さは異なりますし、自治会や町内会との関係もそれぞれです。

四日市市・桑名市・鈴鹿市・津市でも、地域やご家庭によってご近所付き合いの形はさまざまです。

普段から親しくしていた方だけにお知らせする方法もあれば、葬儀を終えてからご報告する方法もあります。

特に小規模な家族葬を希望されている場合は、訃報が広く伝わることで、想定していた以上に弔問の方がお越しになる可能性も考えておく必要があります。

「誰にも知らせない」「全員に知らせる」の二択ではなく、関係性に合わせてお知らせする範囲を変えてもよいのです。

呼ぶか迷ったときに考えておきたいこと

迷った方がいる場合は、「呼ぶ・呼ばない」だけではなく、後日弔問や葬儀後のご報告という選択肢も含めて考えてみましょう。

葬儀のご相談をしていると、

「この人には声をかけたほうがいいでしょうか?」

というご質問をいただくことがあります。

そんなときは、次のようなことを一緒に整理してみます。

「呼ばなかったこと」を後から気にしそうか

迷ったときにひとつの目安になるのが、

「葬儀が終わったあと、自分たちが気にならないだろうか」

という視点です。

たとえば、故人様ととても親しかった友人について、

「家族葬だからと思って連絡しなかったけれど、やっぱり会ってもらえばよかった」

と感じる可能性があるなら、お声をかけることも選択肢のひとつです。

一方で、ご家族だけで静かに過ごすことを大切にしたい場合は、そのお気持ちを優先して構いません。

人数が増えたときのことも考えておく

お声をかけする範囲を広げれば、参列人数も増えていきます。

人数が増えることで、

●式場の広さ
●お料理や返礼品の準備
●受付の有無
●ご家族が対応する人数

なども変わってきます。

家族葬を選んだ理由が「できるだけ少人数でゆっくり過ごしたい」ということであれば、その希望から離れすぎない範囲で考えることも大切です。

「何人なら家族葬」という基準ではなく、どのようなお別れの時間にしたいのかを先に考えてみると、呼ぶ範囲も見えてきます。

家族葬に呼ばない方にはどう伝える?

家族葬にお呼びしないことは、決して失礼なことではありません。大切なのは、ご家族の意向をやわらかく、誤解のないように伝えることです。

「呼ぶ方」以上に悩まれることが多いのが、「呼ばない方への伝え方」です。

特に親族や親しい友人の場合、

「失礼に思われないだろうか」
「どうして自分は呼ばれなかったのかと思われないだろうか」

と心配になるのも自然なことです。

事前に知らせる場合

事前に訃報をお伝えするものの、参列をご遠慮いただきたい場合は、家族葬であることをはっきり伝えておくと分かりやすくなります。

たとえば、

「葬儀は故人の希望もあり、近しい家族・親族のみで執り行うこととなりました。お気持ちだけありがたく頂戴いたします」

など、簡潔にお伝えします。

香典や供花、弔電なども辞退される場合は、案内状やLINEなどにその旨も添えておくと相手の方も判断に迷いにくくなります。

葬儀後にお知らせする方法もあります

参列者を限られた方だけにしたい場合は、葬儀が終わってから訃報をお知らせする方法もあります。

「近親者のみで葬儀を執り行いました。生前に賜りましたご厚情に心より御礼申し上げます」

といった形でお伝えします。

葬儀後のご報告だからといって、失礼になるとは限りません。

家族葬という形が広く選ばれるようになった現在では、ご家族の意向を尊重してくださる方も多くいらっしゃいます。

後日弔問を希望されたら?

葬儀後に訃報を知った方から、

「お線香だけでもあげたい」
「一度お参りに伺いたい」

と連絡をいただくこともあります。

その場合も、必ず受け入れなければならないわけではありません。

ご家族の負担にならない範囲で日時を決めてお越しいただくこともできますし、まだ落ち着かない場合は、

「お気持ちだけありがたく頂戴いたします」

とお伝えしても構いません。

また、後日弔問ではなく、お手紙やお花などでお気持ちを寄せていただくこともできます。

葬儀に呼ぶことだけが、故人様を偲んでいただく唯一の方法ではありません。

ご家族にとっても、お相手にとっても無理のない形を選んでいただければと思います。

家族葬の「どこまで呼ぶ?」よくあるご質問

Q. 家族葬は親族だけしか呼べませんか?

A. いいえ。親しい友人やご近所の方など、家族以外の方に参列していただくこともできます。故人様との関係性を基準に考えて構いません。

Q. 親族は何親等まで呼ぶのが一般的ですか?

A. 「何親等まで」という決まりはありません。血縁の近さだけでなく、普段のお付き合いや故人様との関係を考えて決める方法があります。

Q. 家族葬に呼ばない親族には連絡したほうがいいですか?

A. 関係性によって異なります。事前に家族葬であることを伝える方法もあれば、葬儀後にご報告する方法もあります。

Q. 家族葬に友人を一人だけ呼んでも大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。故人様と特に親しかった方など、ご家族が「会っていただきたい」と思う方にお声をかけることができます。

Q. 葬儀後に弔問したいと言われたら断ってもいいですか?

A. ご家族の事情を優先して構いません。弔問を受けることが負担になる場合は、お気持ちへの感謝を伝えたうえで丁寧に辞退する方法もあります。

「誰を呼ぶか」よりも、「どんな時間にしたいか」を大切に

家族葬で大切なのは、形式的な線引きよりも、ご家族がどのように故人様をおみおくりしたいかを考えることです。

「家族葬はどこまで呼ぶのが正しいのだろう」

そう考え始めると、親族、友人、ご近所……と、一人ひとりについて悩んでしまうことがあります。

けれど、家族葬の呼ぶ範囲にひとつの正解があるわけではありません。

親族中心のお葬式もあれば、親しい友人が加わるお葬式もあります。
本当に近しい数人だけで過ごす時間もあります。

どれが正しく、どれが間違っているということではありません。

「家族だけでゆっくり送りたい」
「この友人には会ってほしい」
「ご近所には葬儀後にお知らせしたい」

そのように、一つひとつ考えて決めていけば大丈夫です。

そして呼ばないという選択も、決してその方とのご縁を軽く考えているという意味ではありません。

限られた時間の中で、ご家族が無理なく落ち着いて故人様と向き合える形を選ぶことも、家族葬のひとつのあり方だと葬儀輪晤は考えています。

葬儀輪晤では、四日市市・桑名市・鈴鹿市・津市を中心に、家族葬や火葬式などのご相談を承っています。

「親族をどこまで呼べばいい?」
「友人にも知らせたほうがいい?」
「呼ばない方への伝え方が分からない」

そんな、葬儀の形が決まる前のご相談でも構いません。

三重県 四日市市・桑名市・鈴鹿市・津市のご葬儀・家族葬のご相談は、葬儀輪晤(そうぎりんご)へお気軽にご相談くださいませ。